2009年03月04日

診療圏調査の雑学1

ハルです、こんにちは。
3月5日、旧web拍手から拍手を頂きました。ありがとうございます。

前回お知らせした通り、何回かにわたり診療圏調査について少し雑学的な話題を書いていきます。

今日は「診療圏調査の無料と有料の違い」について書きます。ご存知のように、診療圏調査は「無料」で提供されるものと「有料」で提供されるものがあります。私の場合は、原則有料で提供しています。理由は、かなり手間(コスト)をかけていること、その中身を濃いものにして責任のあるものにしているからです。

決して無料の診療圏調査をバカにしているわけではないのですが、世の中そんなに甘くはなく、無料のものはやはり簡易な内容だと言わざるを得ないでしょう。仮に濃い中身だとしたら、その調査にはかなりのコストがかかりますから、実際はどこかでそのコスト分を回収しているはずです。それがビジネスです。

診療圏調査の中身を見てください。「診療圏の設定」に始まり「人口動態調査」、「競合医療機関調査」、「推定患者数の算定」そして「住民の聞き取り調査」と言うのが一般的な内容です。

例えば「診療圏の設定」は、開業予定地を中心として、その地域性(大都市立地とか都市郊外立地、農山村立地等)を考慮し500mとか1kmとかの円を描いてその中の人口を算定しますが、無料の調査の場合はこれで終わりでしょう。しかし、私の場合は、実際に現地に行き広範囲に歩いたり車で走ったりして、地形を調べ更に社会環境をチェックします。また人の動線も調べます。それを基に診療圏を設定するのです。単純に円を引いてその中の人口を算定しません。

また、診療圏の人口の算定についても「いつの人口データを使うのか」という問題があります。私は依頼を受けた時点で、できるだけ直近のデータを使います。その地域の市町村の役所で人口データを貰ったりネットから人口データを得て算定します。しかし、無料のものは、パソコンのソフトの人口データを使い簡単に算定できるようにしているはずです。そのデータは、通常5年毎の国政調査の数字データを利用しているはずです。そうなると場合により古い数字を使うことになるはずです。私は、それは耐えられません。数字にそんなに大きな違いはないというかもしれませんが、診療圏調査の機能から考えたら問題ありでしょう。

競合医療機関の調査にしても医師会や医籍録などから大半の事がわかりますが、私は実際にその医療機関に行って見ます。そして、訪問もします(これ以上詳細には書けませんが《企業秘密です(^_^;)》、全てそうします)。本当に手間がかかります。そうしないと良い開業場所かどうかの判断がつかないのです。

無料の調査の場合、ここまでは手をかけられないでしょう。私は有料だからここまで手をかけるのですが、それ以上に的確な判断をしたいためなのです。

そもそも診療圏調査は、開業の成功を基礎づける重要な資料ですから、簡単には出ないはずです。いわば先生の人生がかかっている開業準備資料といっても過言ではないはずです。私は、その点を考えているので、有料にして、十分な調査をしているのです。

無料の調査がまったくダメと言うつもりはありません。しかし、その中身の違いを良く理解していただきたいと思います。そして、それを基に利用していただきたいと考えます。
posted by ハル at 21:29| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療圏調査(市場調査)について | 更新情報をチェックする
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