開業場所が悪ければ、患者さんが来なかったり(知られていない=知名度が低い。口コミが少ない等が原因として上げられます)、来ても新患さんが増えない等増患に苦労している・・などの事が起きたりします。
そうすると、どうなるか。医院クリニック経営が中々安定しないことになります。経営が安定しないと、開業は成功とはいえません。
開業場所が悪いという点ですが、(a)診療圏内人口が一定数ある事、(b)強い競合が多くないこと、(c)その医院クリニックの認知が難しくないことが重要だと考えています。
(a)については、一院あたりの必要人口を把握し、それと診療圏内の人口、競合数をみて判断すれば良いでしょう。(b)については、各競合の1日の平均来院患者数を調べ、その数が診療圏内推定患者数のどれぐらいを占めているかをみて、自院がどれだけ患者数を確保できそうかを考えるのです。(c)は、複数の人(5人〜10人)に候補物件を見てもらい、その印象を聞き、その認知度が悪くなければ良いでしょう。
「開業場所が悪くないこと」と言う点は、非常に重要です。単なる自分の判断だけに頼らないで、複数の関係者の眼や専門家の眼を通して判断してもらうべきです。特に中身のある診療圏調査は必須の作業です。
A、Bについては、明日書きます。
(9月6日追記)7月26日<開業で大事なこと・パート3>でもまた改めて、診療圏調査についてふれています。こちらも読んで見て下さい。
追伸、
ウエッブ拍手ありがとうございます。正直嬉しいです。頑張ります。