2013年01月08日

統合医療について1

ハルです、こんにちは。

7日が過ぎ先生方も仕事に完全に戻られたでしょうか。やはりいつも通りの仕事をこなす事が、一番楽しいことではないでしょうか。今日から数回にわたって、年頭の挨拶でお伝えした「統合医療を紹介していく」活動のために基礎的な事柄を中心に記事を書いていきます。

今日は、そもそも統合医療とは何か?について紹介します。私なりに良い本だと思ったものからの抜粋で、紹介します。丸善書店には、統合医療についてまとめた本が数冊しかありませんでした。その数冊の中でこの本が良くまとまっていました。

その本は、「統合医療の考え方活かし方−新しい健康デザインの実践」小池引人著 中央アート出版社です。小池引人(こいけひろと)さんは、小池統合医療クリニックの院長先生です。永年統合医療を実践してきた経験を元にこの本を書いたようです。私は、医師ではないので正確かつ詳細な統合医療についての説明はできないので、この小池先生のご著書から私なりに抜き出して、統合医療について紹介します。
(以下は抜粋です)
統合医療とはなんだろう? 
統合医療という考え方は、人によりさまざまに語られることが多く、その意味では、ここでの私の解説もそのひとつといえます。つまり、絶対的に正しいというわけではありません。しかしさまざまな考え方にも、いくつかの共通点はあります。そうした共通する点を説明していきましょう。まず、統合医療は大きな二つの柱によって成り立っていると考えられます。まずはじめは、
 T.「統合医療とは、現代医療と相補代替医療の統合された医療体系」だということ。次に、
 U.「患者さん中心の立場から、セルフケアを重視し、自分にあった治療法をアドバイスなどに基づき自ら選択する医療」であること。

Tは、

(現代医療)+(代替医療)=(統合医療)

とも表すことができ、これが現在の大ざっぱな統合医療の定義といえるでしょう。

Uは、患者さんの立場に立ち、患者さん自らが選べる医療として、一見「患者にやさしい医療のように思われますが、実は、患者さんにとっては厳しい考え方でもあるのです。自分の健康に責任をもち、治療の方向性も自分で考えるということは、実はかなり大変なことです。主治医とのやりとりでしっかりとしたインフォームドコンセントをとるためには、それなりの知識や学習が必要になることもあるでしょう。ときにはそういうことがめんどうくさくなってしまうこともあるかもしれません。しかし、やはり避けては通れない大切なことなのです。そしてこのことは、はじめに示した、二つの本質とも深く関係してきます。また、統合医療は、現代医療と代替医療を包括した、新たな第三のものであるという立場から、最善の医療を提供しようとする「第三の医学」とも呼ばれています。ここで、本書での統合医療の定義をまとめておきましょう。
 
@ 統合医療とは、現代医療と相補代替医療の統合された医療体系
A 患者中心の立場で、セルフケアを重視し、自分にあった治療法を自ら選択する医療

 通常、@の概念のみでは、現代医療と代替医療とを単純に合わせただけではただの足し算にすぎないので、統合ではない、という考え方もあります。そのため@だけでは、患者さん(受診者)中心である、というセルフケアの重要性が伝わりません。またAだけになると、患者さん中心で、患者さん自身が納得してさえいれば、なんでもよいようなニュアンスにとられかねず、これもまた不十分です。定義など、専門家以外にはどうでもいいようなことですが、こうした混乱は今後、よい影響を及ぼさないでしょうから、はじめにしっかりと整理しておく必要があるのです。また、統合医療は患者中心の医療ではありますが、患者中心の医療は必ずしも統合医療というものに限るわけではなく、その他にもすばらしい医療の概念があることはいうまでもありません。
 しっかりとした統合医療の定義はこのあとも何度か言及しますが、統合医療を振りかざす代替医療の悪い側面に対しての抑止力ともなってきます。現状の現代医療のみを正統医療とし、代替医療は非正統という単純な姿勢では、代替医療のよいものも、悪いものもいっしょくたになってしまいます。危険な代替医療への警告も、統合医療の重要な機能ですから、代替医療=統合医療という間違った認識をもたないことは重要な意味をもつのです。そしてこれこそが、統合医療を考えることの必要性でもあるのです。つまり現代においては、危険な代替医療から市民の生命を守る、ということが、もっとも求められる統合医療の使命ともいえるのです。
 また一方で、あらゆる現代医療批判の中、統合医療こそが、さも完全で最高であるかのような思い込みをもってしまうことも危険です。あらゆる理想を盛り込んだ医療が「統合医療」なのではなく、あくまでも前述した二つの概念を柱とすることで、医療としての枠組みが示されるわけです。そして、統合医療を考えるということは、従来の漠然とした「科学的」「非科学的」といった紋切り型の考えを超え、新しい観点から医療そのものを再構築しよう、という試みにつながることにもなるのです。(抜粋はここまで)

小池弘人先生のクリニックのホームページは下記のアドレスです。
http://www.koikeclinic.com/


posted by ハル at 17:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ハルの日常 | 更新情報をチェックする
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