都市部では、その候補場所(物件)から半径500m〜1km内の円内で設定します。都市近郊では、同じく1km〜3kmぐらい。農村や山村では、同じく2〜5kmぐらいの範囲です。
ここで注意しなくてはならないのは、診療圏の分断事由です。例えば、交通量の多大な幹線道路、大きな河川、複数路線が接している鉄道、地形的障害(崖や丘陵等)などがあげられます。これらがあると通常交通の行き来が困難ですので、診療圏を分断すると考えるのです。
診療圏の判断は、上述の通り候補場所からの距離ですが、ある程度の価値判断が付随します。例えば、候補物件からの距離が超えていても、その社会的状況、地理的状況から判断して、診療圏に含める場合もあります。
私は、診療圏の設定は、原則的に厳しくしています。距離的には、短めに、分断事由も現地を見て厳しく判断しています。やはり、これは経験則がものを言うと考えます。
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