この数字を使うことにより、診療圏内の類型別疾患数が推定できます。これが「推計患者数」です。
要するに、受療率及び推計患者数は、統計理論をベースに一定の疾患を対人口数で数値的に表したものです。これを利用することにより、開業するにあたり、ある程度の精度で診療圏内の患者数を推測できるのです。これは大きな指標となります。
ただ、注意すべきは疾患が類型化されており、その中から自院の診療の対象とする疾患を選び、その数値をまとめ、一定の処理(目標に対してのフィルターを通すことで調査結果を見やすくする)をして利用する必要があることです。この点の処理を、間違えないようにしなければなりません。この点は、調査会社によりノウハウの違いが出るところでしょう。(そこが、各会社ごとのセールスポイントになる箇所だと思われます)
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