昨日、電子カルテの説明を聞きました。今日は電子カルテのことについて、少し書いてみます。
私は、電子カルテ導入はまだ時期的に早いと考えていましたが、最近その考えを改めました。特に昨日の説明ではっきりしました。その理由は、紙カルテに比べてメリットが多いと思ったからです。そのメリットとは、診療業務の効率化が図れる事、インフォームドコンセントに役立つ事、リスクマネージメントに有用だからです。
確かに、デメリットも当然あります。導入費用が高い事、入力操作が煩雑な事、更に、患者さんの満足度が低くなる(担当医師がパソコン画面ばかり見ていて、患者との問診をおろそかにしやすい)といわれています。
それでもこのデメリットを上回るメリットがあるだろうと考えました。
確かに、デメリットの中で、一番大事な患者満足度の低下は、機種によってはだいぶ改善されているようです。入力作業はそれほど手間がかかる感じがしませんでした。要は、慣れだと思います。
診療業務の中で、問診が非常に大事である事は確かです。その問診が電子カルテの導入により、おざなりになるのではないかと言われていますが、機種の選定によりその点は回避されるのではないかと思います。そして今後、各メーカーともその点についてはどんどん改善していくでしょう。従って、患者満足度の低下というデメリットについては、大きなデメリットにはならないだろうと考えました。最後に導入費用の高額な点は、ひとつの投資だと考えて割り切るしかないと思います。今後、コストは下がっていくと考えますので、あまり大きいデメリットではないと考えました。
電子カルテの導入は、国も政策として進めている面があるので、導入は避けられないかもしれません。電子カルテはあくまでも道具なので、道具である以上、使い方次第です。
電子カルテについては、色々なメーカーが出していますので、それぞれ詳細な情報収集をして、慎重に検討し、且つ、実際の運用例を見た結果、大きい問題がないとの判断が出れば、導入してもいいと思います。